世の中にはいろいろな新聞がありますが、この業界でもかなりコアな新聞が存在いたします (笑)
年に何回か届くその新聞こそ…
ババーン!!
『寄生虫新聞』なのでございます!!
決して自ら望んで購読しているのではございません。
どこからともなく届けられるのです(笑)←注:)業者さんからいただきます 。
おまけに今回は大変なことに、号外がでてしまいました こんなことは滅多にありません!!
号外が出るほどのトピックスとして、最近ニュースでもよく流れている“SFTS”が特集されていました。
この疾患は『重症熱性血小板減少症候群』と呼ばれ、人に感染するマダニ媒介性の新興感染症です。
主な症状は発熱、倦怠感、食欲低下、消化器症状、リンパ節の腫れ、出血であり
血液検査上では主に血小板と白血球が減少するとのことです。
また残念なことに、今現在有効な治療薬はなく、対症療法による治療に限られているとのことです。
感染経路はマダニによる咬傷や感染患者の血液や体液との接触と考えられています。
それゆえ唯一の予防策としては『マダニに咬まれないこと』だそうです。。。
アウトドアや草むらに入るときには露出の少ない服装にし、万が一マダニに咬まれていたら
無理に取らずそのままの状態で病院で処置をしてもらうことが一番だそうです。
犬でのSFTSの発生報告はまだありませんが、犬が外からマダニを持ち帰る可能性はあります。
実は当院でもすでに数件、マダニに咬まれてしまったワンちゃんがいらっしゃいました。
(どちらも生きたまま捕獲しましたが…)
当院では従来のスポットタイプの駆除薬の他に、内服タイプのお薬もご用意してございます。
大切なワンちゃん、ネコちゃん、そして飼い主さんご自身のためにも早めの予防をお願いいたしますm( )m
PS.当院で捕獲したマダニの画像を載せておきます。ご参考にしてみてください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
こんな感じで一見イボのようについています。
今期捕獲した1号・2号です。6月上旬に捕まえて以来、いまだ生存が確認されました!! (2013.6.16現在)
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